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日本の現代美術の第一人者として世界的に活躍されている
京都造形芸術大学教授・名和晃平先生をお招きして講演会を開きました。

同じく現代美術作家としても活動している本校造形科の
貴志先生、黒川先生と生徒有志による事前学習の後、
名和先生からの講演では画像や動画を活用した先生ご自身や
先生主催のスタジオ「SANDWICH」、
また他の世界中の一流アーティストとのコラボレーションなど
超高質でスケールの大きい活動の様子のご紹介を軸に、
先生ご自身のアート観や発想、制作の方法、
さらに造形生へのメッセージなどを熱く語ってくださいました。

講演後の質問コーナーでは、実に多数の(時間の関係上
人数制限しなければならなかったほど)生徒から制作者としての
「生きた質問」が旺盛に出され、名和先生もその一つ一つに
丁寧に的確に応答してくださり、非常に濃密で充実した時間となりました。

本校生にとって本物の現代アート・アーティストとの鮮烈な出会いの場となったことを、
あらためて名和先生とSANDWICHのスタッフの皆様、京都造形芸術大学の皆様に感謝いたします。

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【参加生徒の感想】
名和晃平さんの講演会では、募集人数を超える生徒が集まり、既に熱気がこもっていました。現代アートの授業を選択している生徒6人と担当の先生からのブリーフィングを受け、改めて名和さんご自身よる自己紹介、レクチャーが始まりました。
名和さんが何を考え、どう作品をつくってきたのか話してくださり、制作中のムービーを見せていただいたり、つい最近発表しプレゼンをしてきたばかりの「プラットフォーム2020」というプロジェクトをはじめ、今まで取り組んでこられたプロジェクトをお話していただきました。
公演の後は大勢の生徒が名和さんに様々な質問をしましたが、どの質問にも名和さんは真摯に答えてくださり、質問者以外の生徒も納得する実りある質問タイムになりました。
私たち港南造形生が作品を作ったり、絵を描いたりする上で悩み、葛藤することはもちろんあります。名和さんの制作に対する姿勢や考えは、自分の制作に対する態度、作品を作る上での悩みや葛藤との向き合い方の大きなヒントになったと思います。
とても素晴らしい時間でした。
名和晃平さん、貴重な時間をありがとうございました。